コンサートやスポーツイベントのチケットが高額で転売されているのをよく目にしますよね。
最近では人気アーティストのライブや大規模なスポーツイベントのチケットがネット上で驚くほどの価格で取引されています。
なぜ、こんなにも転売ヤーがチケットを手に入れやすいのでしょうか?
どうして私たち一般のファンは当選しにくいのでしょうか?
転売されたチケットは良くないと言われながらも、チケット転売がなくならない理由や、
防止策についてまとめてみました。
転売ヤーがどのようにして入手困難なチケットが当選しているのか、
チケット転売の防止策などみていきましょう。
チケット転売がなくならない理由8選!
チケットの転売ヤーはなぜ当選できる?
チケット転売の防止策は?
チケット転売がなくならない理由8選
なぜチケット転売がなくならない理由は8つ考えられます。
需要と供給のバランスが崩れている
チケット転売がなくならない理由の1つ目は、
需要と供給のバランスが崩れているということです。
人気のあるイベントでは、「どうしても行きたい!」「どうしてもチケットが欲しい!」という気持ちが強くなりますよね。
でも、全員が行けるわけではなく、チケットの数も限られています。
そのため、チケット当選の倍率は自然と高くなります。
特に人気のアイドルやアーティストのコンサートでは、チケットがすぐに売り切れてしまいますよね。
チケットを手に入れられなかった人たちは、それでもどうしても行きたいので、転売されている高額なチケットを買ってしまうことになります。
転売しても罰を受けないケースがある
チケット転売がなくならない理由の2つ目は、
転売しても罰を受けないケースが多いということです。
確かに、法律でチケットの転売が禁止されている場合もありますが、実際には転売されているチケットをすべて取り締まることは非常に難しいのです。
インターネット上での転売は匿名であることがほとんどで、誰がチケットを転売しているのかはわからないケースがとても多いです。
チケットが転売されているのをみたことがある人はわかると思いますが、誰が売っているのはわからないですよね。
また、チケット転売をする時はとても手の込んだ手口を使って、法律ギリギリのところを突いてくることもあります。
例えば、チケットを「譲ります」といった形で販売し、実際には高額な価格で売っているということもあるようです。
転売チケットを購入する人がいる
チケット転売がなくならない理由の3つ目は、
転売チケットを購入する人が少なからずいることです。
例えば、どうしてもお気に入りのアーティストのコンサートに行きたい、
または大好きなスポーツチームの試合を生で観戦したいと思うと、
定価よりもはるかに高いとわかっていてもチケットを購入したいという気持ちが高まってしまいます。
特に、チケットが即完売してしまうような人気イベントでは、公式販売で手に入れることが難しいため、転売サイトやオークションサイトに頼る人が後を絶ちません。
転売チケットであったとしても、チケットが手に入ったことでイベントに参加できるという安心感や満足感を得られるため、チケットの金額は気にしないという人も少なくありません。
グッズなども一つだけではなく、あれもこれもと値段を見ないで買ってしまいますよね。
ライブなどのちょっと特別感のあるイベントでは金銭感覚がいつもよりちょっと変わってしまいがちです。
「せっかくだし」「この時だけだし」なんて思ったことありますよね。
だから転売市場が活発になり、結果としてチケット転売がなくならないのです。
さらに、転売チケットを購入する人がいる限り、転売業者も利益を見込んで続けるため、
チケット転売の問題はなくならないというのが現実です。
このように、チケット転売がなくならないのは、イベントに参加したいという強い欲求と、
それを満たすために高額な転売チケットを購入する人がいるからということも考えられます。
チケット転売業者の手法
チケット転売がなくならない理由の4つ目は、
チケット転売者の入手方法とビジネス化ではないでしょうか。
チケット転売業者は人気のあるイベントやコンサートのチケットを大量に購入し、それを高額で転売することで大きな利益を得ています。
チケット転売をする人は、転売に有利なソフトウェアもあるという話もあるようです。
そして、チケット販売が開始されると同時に自動的に大量のチケットを購入することができてしまうというシステムがあるという噂があります。
チケットを購入する時には枚数制限があることが多いですよね。
一般的にチケットを取るときに、少しでも当選確率を上げようとできる限りのことは一度は考えたこともあるという人もいると思います。
おそらく、チケットを転売する人も思いつかないような手法でたくさんのチケットを当選させているのかもしれません。
チケット転売も、ほとんどビジネス感覚で続けているのかもしれません。
特に、人気のあるアーティストのコンサートやスポーツイベントでは、チケットが即完売してしまうことが多いため、チケット転売者にとっては見逃せないチャンスとなります。
さらに、転売業者がチケットを大量に購入することで、一般のファンがチケットを手に入れるのがますます難しくなります。
その結果、どうしてもイベントに参加したいファンは高額だとわかっていても転売チケットを購入したいという気持ちの方が優ってしまって、チケットを購入する。
なので、チケット転売はなくならないのではないでしょうか。
チケット転売に関する法律の不備
チケット転売がなくならない理由の5つ目は、
法律が十分に整っていないことです。
日本では「チケット不正転売禁止法」という法律がありますが、すべてのチケット転売を禁止しているわけではありません。
この法律は特定のイベントのチケットにしか適用されないため、他のイベントのチケットは転売される可能性があります。
また、この法律は転売業者が「仕事として」転売する場合にしか適用されません。
つまり、個人が数回だけチケットを転売する場合は、法律の対象外になることが多いのです。
これにより、転売業者は法律の範囲内で活動を続けることができます。
法律があっても転売チケットを買う人がいるため、転売市場はなくならないです。
先ほどもお話ししたように、人気のあるイベントやコンサートでは、公式サイトでチケットがすぐに売り切れてしまうため、どうしても参加したいファンは高いお金を払って転売チケットを買うことがあります。
法的なことを見直して新しい対策が必要だと思いますが、私たち一人ひとりが転売チケットを買わないようにすることも必要なことなのではないでしょうか。
主催者の対策不足
チケット転売がなくならない理由の6つ目は、
イベントの主催者が転売対策を十分に行っていない場合があるということです。
チケットの購入者情報を厳格に管理したり、チケットの販売システムを見直したりしない限り、チケット転売の数は減ることはないでしょう。
最近では、スマホなどの端末で電子チケットとして取り扱っていたり、同行者へのチケット分配は購入した本人自身しかできないなどイベントによって対策をしている時もあります。
チケットの転売が発覚した際は無効となることも注意事項で記載されている場合もありますね。
転売チケットの需要
チケット転売がなくならない理由の7つ目は、
転売チケットの需要がまだまだ高い
特に、限定イベントや特別な公演では、チケットの価値が高まり、転売市場での取引が活発になります。
転売防止策の限界
チケット転売がなくならない理由の8つ目は、
チケット転売の防止策に限界があることです。
転売防止策として、顔認証や電子チケットの導入がも考えられているようですが、
かなりの時間がかかってしまうのではと思います。
なので、現時点では完全に転売を防ぐことは難しいです。
アーティストによっては、リセールシステムを導入したりすることも最近見るようになりました。
チケット転売ヤーはなぜ当選できる?
チケット転売ヤーは特別なソフトウェアを使っているという話もあるようです。
このソフトウェアは、普通の人よりも早くチケットを買えるようにするものです。
チケット転売ヤーは複数のアカウントを使っている可能性もあります。
たくさんのアカウントを使うことで、当選する確率が高くなるからです。
さらに、転売ヤーはチケットの販売情報を常にチェックしているとも考えられます。
新しいチケットが販売されるとすぐに行動を起こすため、他の人よりも早くチケットを手に入れることができるのかもしれません。
これらはあくまで推測ですが、転売ヤーが多くのチケットを当選できる理由として考えられます。
チケット転売の防止策はあるのか?
チケット転売をなくすために、防止策はあるのでしょうか?
できる防止策として考えられることは、
- スマホなど端末を利用してチケットを発見し、本人しか使えないようにする
- 転売を禁止することを法的面で対策をする
- イベントなどの主催者側でチェックをし、転売が発覚した時点で無効にする
しかし、まだまだ完全な防止策はないので、個々で対策することも防止策の一つだと思います。
それでもチケット転売は完全になくならないかもしれませんが、少しでも減らすことができるかもしれません。
まとめ
チケットの転売がなくならない理由を8つ挙げてみました。
チケットが足りないことや、法律がしっかりしていないこと、イベントを開く人たちの対策が足りないことなどです。
チケット転売が完全になくなるということは難しいことかもしれませんが、
チケットの転売を解決するためには、イベントを開く人たちがもっと対策を考えたり、
みんなが転売の問題をよく知ることが大切なのではないかと思います。